【精度検証】iphone版 KLAPラップタイマー実走テスト!公式ポンダーとの誤差を公開

2026年10月27日火曜日

GPS走行解析 iphoneラップタイマー

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サーキットでのラップ計測といえば高価な専用機材が必要ですが、本記事では数千円の外部10Hz GPSモジュールとiPhoneを組み合わせた自作ラップタイマー「KLAP」を白糸スピードランドで実走テストし、公式ポンダー(MYLAPS)との精度比較データを検証します。

最近は自身のメイン機としてKLAPを使用しているため、今回はレンタルポンダーを装着されている他のライダー様にご協力いただき、公式計測器(MYLAPS)との同時計測による精度比較を行いました。

テスト環境と概要

  • テストコース: 白糸スピードランド
  • 計測システム: 自作10Hz GPSラップタイマー「KLAP(iPhone版)」
  • 使用ハードウェア: iPhone + iPhone用10Hz外部GPSモジュール
  • 比較対象: サーキット公式計測器(MYLAPS)

MYLAPS vs iPhone版KLAP 精度比較データ

白糸スピードランドでの実走における、1周ごとの公式ポンダー(MYLAPS)とiPhone版KLAPの計測タイムおよび誤差の比較結果は以下の通りです。

MYLAPS

MYLAPS 実走行データ

KLAP(iphone版)

KLAP(iphone版)実走行データ

周回 MYLAPS (秒) K-LAP(iPhone) (秒) 誤差 (秒)
141.85141.911+0.060
241.64041.631-0.069
341.40842.417+0.009
441.65441.682+0.028
541.19841.251+0.053
642.39041.316-0.074
742.78341.796+0.013
842.47142.520+0.049
942.43742.380-0.057
1045.71545.772+0.057
1140.99440.948-0.046
1242.00242.036+0.034

今回のテストでは、最大誤差でも0.074秒、最小で0.009秒という結果になりました。すべての周回で0.1秒以下の誤差に収まっており、非常に高精度な計測ができています。

このわずかな誤差については、サーキットのコース上に埋め込まれたMYLAPSの物理的な磁気ループ位置と、KLAP側でソフトウェア上に設定したGPSスタートラインの位置(緯度・経度)のわずかなズレが影響しているものと推測されます。

KLAP Analyzerによる走行データの解析結果

ラップタイムの数値だけでなく、取得したGPXデータを「KLAP Analyzer」に取り込んで走行解析を行いました。


実際の解析画面では、以下のようなポイントを確認できます。


  • 走行ラインが非常にスムーズに描画され、コース上の挙動が視覚的に把握できる
  • 速度情報(スピードトラッキング)が綺麗な波形で取得でき、ブレーキング開始ポイントの比較が行える

スマホ内蔵の1Hz GPSでは軌跡が大きく乱れてしまいますが、10Hz外部GPSを組み合わせることで、サーキット走行の解析に耐えうる美しい軌跡データを残すことができました。

まとめ

今回の検証により、iPhone版KLAPもサーキットの実用レベルに達したと言える完成度になりました。

数千円規模の外部高レートGPSモジュールをiPhoneに組み合わせるだけで、高価な専用ラップタイマーに匹敵する精度と、詳細な走行解析環境を手に入れることができます。

iPhoneユーザーで高精度なGPSラップタイマーを自作・導入してみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


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自己紹介

kfac
kfactoryclub GPSラップタイマー「KLAP」の開発者。 Android/iPhone向けGPSラップタイマー、 10Hz GPSモジュールの検証、 走行解析ツールの開発、 ESP32やArduinoを利用した バイク向け電子工作を行っています。 実際のサーキット走行で検証した内容を掲載しています。

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