【開発記録】iPhoneでBLE通信は使えるのか? KLAP開発初期の実験記録

【開発記録】iPhoneでBLE通信は使えるのか? KLAP開発初期の実験記録

現在のKLAP ip10シリーズでは、外部GPSを活用した高精度なラップ計測を実現しています。

しかし開発初期は、まず「iPhoneでBluetooth通信が実用になるのか」を確認するところから始まりました。

この記事では、当時行っていたBLE(Bluetooth Low Energy)通信の実験内容を紹介します。

■ 開発当時の課題

Androidでは比較的自由にBluetooth機器と通信できますが、iPhoneでは利用できる機能や接続方法に制限があります。

当時の目標は、

・BLE通信によるデータ受信
・タコメーター表示
・GPSラップタイマーとの連携

をiPhone上で実現することでした。

現在では当たり前に見える機能も、当時は実際に動作するかどうか分からない状態でした。

■ 動画は開発初期のプロトタイプ

本記事の動画は、iPhone向け試作版KLAPの動作確認を記録したものです。

動画内では、

・GPS速度表示
・BLE通信
・タコメーター表示
・ラップタイマー画面

などを確認できます。

なお、現在公開しているKLAPシリーズとは画面構成や仕様が異なります。

■ タコメーター表示の実験

動画では実車ではなく、自作パルス発生器を使用しています。

疑似的に回転信号を発生させ、

・通信遅延
・表示更新速度
・指針追従性

を確認していました。

当時の検証により、iPhoneでもBLE通信を利用したリアルタイム表示が十分可能であることを確認できました。

■ Web Bluetoothの検証

当時はWeb Bluetoothを利用した実装方法も試していました。

現在と比べるとiOSのブラウザ環境は制約が多く、

・どのブラウザが利用できるのか
・どの通信方式が安定するのか
・バックグラウンド動作は可能か

など、多くの課題がありました。

この時期の試行錯誤が、後のPWA版やiPhone対応版の開発につながっています。

■ 現在につながる重要な実験

現在のKLAPシリーズは、

・GPSラップタイマー
・GPXログ保存
・走行解析
・10Hz GPS対応

を中心とした構成になっています。

しかし、その土台となったのは、この頃のBLE通信実験やiPhone対応検証でした。

今振り返ると小さなテストに見えますが、後のKLAP ip10シリーズ開発へつながる重要な一歩だったと考えています。

■ まとめ

本記事で紹介した動画は、KLAPのiPhone対応を模索していた開発初期の記録です。

BLE通信の実装やタコメーター表示の検証を通じて、多くの技術的な課題を確認することができました。現在のKLAPシリーズとは仕様が異なりますが、後のiPhone版開発や10Hz GPS対応へつながる貴重な実験記録として残しています。



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