現在公開している走行解析ツール「KLAP Analyzer」には、走行ライン表示や速度グラフ、セクター比較など様々な機能があります。
しかし2026年2月当時は、まだラップタイマーとしての基本機能を作り込んでいる段階で、解析機能の多くは構想レベルでした。
この記事では、開発初期に考えていたアイデアと、その後どのように実現していったのかを振り返ります。
なぜ走行解析が必要だと思ったのか
ラップタイマーは便利ですが、表示されるのは最終的なラップタイムだけです。
例えば、
・なぜベストラップが出たのか
・どのコーナーでタイムを失ったのか
・セッティング変更の効果はあったのか
といった情報までは分かりません。
そこで私は、
「ラップタイムだけでなく、走りの内容そのものを見える化したい」
と考えるようになりました。
当時考えていた機能
まず最初に思い描いていたのは走行ライン表示です。
GPSログを地図上へ表示できれば、
・進入位置の違い
・立ち上がりラインの違い
・周回ごとの軌跡の差
を視覚的に比較できると考えました。
次に考えていたのが速度グラフです。
どこで減速し、
どこでアクセルを開け、
どこで最高速に到達したのか。
これを数値だけでなくグラフで見られるようにしたいと思っていました。
さらに、ラップタイムだけでは見えない区間差を確認するため、セクタータイム解析も構想していました。
なぜ10Hz GPSにこだわったのか
KLAPでは開発初期から10Hz GPSの活用を重視していました。
時速100kmで走行した場合、
1Hzでは約27.8mごと
10Hzでは約2.8mごと
に位置情報を取得できます。
GPSの測位精度自体が劇的に向上するわけではありませんが、取得点数が増えることで走行軌跡や通過タイミングをより細かく記録できます。
これは後の走行ライン解析やセクター解析にも大きく役立つと考えていました。
構想から実装へ
当時はまだアイデア段階だった機能も、その後の開発によって少しずつ形になっていきました。
現在のKLAP Analyzerでは、
・GPXログ読み込み
・走行ライン表示
・速度解析
・ラップ比較
・セクター計測
など、当初構想していた機能の多くを実装しています。
もちろん現在も開発途中ですが、当時描いていた「ラップタイマー+走行解析ツール」という方向性は変わっていません。
まとめ
この記事は、KLAP Analyzerがまだ存在しなかった頃の開発メモをもとに再構成した記録です。
当時は構想に過ぎなかった機能も、実走テストと改良を繰り返すことで少しずつ実現してきました。
今後もGPSログを活用した解析機能の強化を進めながら、サーキット走行をより深く楽しめるツールへ発展させていきたいと思います。

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