5年ぶりの明智ヒルトップサーキット参戦!自作10Hz GPSラップタイマー「KLAP」の実戦解析レビュー


 

5年ぶりの明智ヒルトップサーキットへ

先日、岐阜県の明智ヒルトップサーキットで開催されたレースに参戦してきました。

今回のレースには2つの目的がありました。

1つ目は純粋にレースを楽しむこと。

そしてもう1つは、自作10Hz GPSラップタイマー「KLAP」をホームコース以外のサーキットで検証することです。

普段走り慣れているコースではなく、5年ぶりに走行するサーキットでどこまで活用できるのか。

実際のレース環境でテストしてきました。


なぜ明智ヒルトップを選んだのか

ホームコースでのテストはすでに数多く行っています。

しかし、本当に重要なのは

「初めて走るコースで使えるか」

です。

ホームコースではライダー自身がラインやブレーキングポイントを覚えているため、データ解析の効果が見えにくい場合があります。

一方で久しぶりのコースでは、

  • どこで減速しているか
  • どこで失速しているか
  • どのラインが速いのか

を客観的に確認する必要があります。

そのため今回の明智ヒルトップは、KLAPの実力を試す絶好の環境でした。


当日のコンディション

当日は午後から雨予報。

ドライコンディションで走れる時間は限られていました。

本来であれば、

  • ファイナルギア変更
  • CDIセッティング変更
  • 足回り調整

なども試したかったのですが、まずはコースに慣れることが優先となりました。

5年ぶりの走行ということもあり、思った以上に感覚を取り戻すのに時間がかかりました。

レースではよくある話ですが、走りながらマシンを合わせる前に走行時間が終わってしまうこともあります。


KLAPによる10Hzロギング

今回使用したKLAPは10Hz GPS仕様です。

一般的なスマートフォン内蔵GPSは1Hz程度ですが、10Hz GPSでは1秒間に10回位置情報を取得できます。

例えば時速90km/hで走行している場合、1Hzでは約25mごとの記録になります。

一方10Hzでは約2.5mごとに記録できます。

この差は走行ラインの解析で非常に大きく現れます。

特にミニバイクコースでは、

  • コーナー進入
  • クリッピングポイント
  • コーナー出口

の違いが数m単位でタイムに影響します。

10Hz GPSはそうした違いを詳細に記録できます。


帰宅後の解析が本番

レース当日はラップタイムしか確認できません。

しかし本当に重要なのは帰宅後のデータ解析です。

KLAP Analyzerでログを読み込むと、

  • 走行ライン
  • 速度変化
  • ラップ比較

を詳細に確認できます。

今回のログでも様々な発見がありました。


ライン取りによる違い

一見すると同じように走っているつもりでも、GPSログを重ねると実際には大きな違いがあります。

特にコーナー進入では、

  • イン側へ寄りすぎている
  • 立ち上がり重視になっていない
  • クリップポイントが早すぎる

などの傾向が見えてきます。

ライダーの感覚だけでは気付かない部分も、走行ラインとして表示されることで客観的に確認できます。


ボトムスピードの比較

速度グラフを見ると、どのコーナーで速度を落とし過ぎているのかが明確に分かります。

タイムロスの原因は必ずしもストレート速度ではありません。

むしろミニバイクでは、コーナーの最低速度(ボトムスピード)が重要になることが多くあります。

今回の解析でも、コーナー出口で失速している区間や、アクセルを開けるタイミングが遅れている箇所を確認できました。


レース結果よりも価値があるデータ

レースの順位だけを見ると悔しい結果でした。

しかし開発者として見ると、多くの収穫がありました。

サーキット走行では、

「なぜ遅かったのか」

を理解することが重要です。

今回取得したログから、

  • 次回のライン改善
  • ギア比変更の方向性
  • マシンセットアップ方針

を検討できるようになりました。

これはラップタイムだけでは得られない情報です。


KLAPの今後

今回の明智ヒルトップでの実戦テストにより、ホームコース以外でも十分活用できることを確認できました。

特に、

  • 初めて走るコース
  • 久しぶりのコース
  • セッティング変更を繰り返す場面

では、ログ解析の効果を大きく感じます。

今後はさらに解析機能を強化し、セクタータイムや回転数データとの連携も進めていく予定です。


まとめ

5年ぶりとなる明智ヒルトップサーキットで、自作10Hz GPSラップタイマー「KLAP」の実戦テストを行いました。

レース結果そのものは課題の残る内容でしたが、10Hz GPSによって取得したログからは多くの改善ポイントを発見することができました。

走行ラインや速度変化を可視化することで、

「なんとなく遅い」

「ここでタイムを失っている」

へ変換できるのがデータ解析の大きな強みです。

次回走行では今回のログを活用し、さらにタイムアップを目指したいと思います。


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